自然派・島袋尚美のありのままインドカレー通信♪

人生も胃袋も最大限♪食大好きの経歴をもつ島袋尚美が、東京都内・インドカレーを中心としつつ「おいしく食べる」をテーマに綴ります(≧∇≦)

カレー本☆

読むインドカレー「カレーライス進化論」その①

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島袋尚美です♪
今回から2017年著の
水野仁輔著「カレーライス進化論」
の紹介をしていこうと思います♪





カレーはプラットフォーム・フード

日本のラーメンについて研究し、書籍を出版したケンブリッジ大学のバラック・クシュナー准教授は、ラーメンが世界中で愛される理由を「プラットフォーム・フードだからだ」と表現している。
「カレーライス進化論」より
この本で序章で紹介されていた事で、
カレーライスもまた、プラットフォーム・フードである
という事があります。

プラットフォームフードというのは、
一定の様式を持った料理
のこと

例えば、
・ピザ・・生地の上に具が載っている
・ラーメン・・スープに麺と具が入っている
・カレーライス・・ライスの上に様々なルーが載っている

また、もう一つ興味深いポイントとして、
ラーメンや寿司に載せたらおかしいものでも、
カレーライスの上にはおさまったりする
というのが挙げられています🍛

米との親和性じゃないかな

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実際、島袋もこれまで、
不思議な数々のカレーの具を
目にしてきました♪

・うなぎ
・アボカド
・桃
・ゴーヤ
・そもそもルーが青い

更には、
北海道の◎◎牧場のビーフカレー
熊本産〇〇ご当地カレー
などなど・・

地域の特産品展に行くと、
ご当地食材とほぼ100%コラボしています♪

島袋尚美が考えるには、
これはライスがベースにあるから
ではないかなーーと思います♪

日本人の主食!
八百万の神々の文化の国だけあって、
その受け入れる器がドデカイのかもしれません🍛

カレー的まとめ♪

・プラットフォームフードという考え方がある!
・プラットフォームに米を選んだからこそ、カレーライスは幅が広い♪

引き続き、心に留まったスパイシーな文章のピックアップと、
島袋尚美の考察を載せていきたいと思います♪

カレーライス進化論 (イースト新書Q)
水野仁輔
イースト・プレス
2017-05-10


以上、
インドカレー尚美でした♪

#カレーライス進化論

【カレー本】カレーライス進化論(0)第一人者の最新情報?取りに行きます♪

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島袋尚美です♪
今日からしばらくこの
「カレーライス進化論」を元に、
カレーについて綴ろうと思います🍛


どんな本?

「自作派」も「食べる歩き派」も必読!
明日のカレーがもっとおいしくなる一冊
(中略)世界で日本人だけがこだわっているカレー作りの7つのポイント、カレーのおいしさの構造分析、最新ご当地カレー事情まで、カレーライスの未来につながるアイデアを、カレースター・水野仁輔が大放出。(Kindle版「この本の情報」より)

著者の水野仁輔さんは、
日印合同🇮🇳
カレーコンテンツ発信チーム
を発足している方です♪

これまでなんと、
10冊を超える
カレー本を出版🍛

本が出版されたのは2017年。
世間では
スパイスカレーや、
カレーで飲めるBar
などなど広まってきたような年ですね♪

あと、IT系が疎い私からしても、
インスタがほぼほぼ当たり前になった年かなという感じがします💡

なぜ読もうと思ったか

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ずばり面白そうだったからです笑
以前の「インドカレー伝」のレビューの時も書きましたが、

日本のカレーは
①イギリスから先に伝わり、インドから後に伝わっている
②米食と相性がバツグンによい
③軍隊や給食を入り口に、国民食の地位を確立した

など、非常に個性的な特徴があります♪
また、近年では
ご当地カレーが多数誕生、
ゆるキャラばりに存在する??
というぐらいバリエーションも豊富♪

歴史を見ても、今の現状も
いつでもムーブメントがある
そんなカレー研究の第一人者の
方かと思います♪
まだ読み途中ですが、続きが気になる☆

カレー的まとめ♪

というわけで更新タイミングは未定ですが、11月中を目処に本レビューを数回にわけ掲載完結させようかと考えています♪

また次回の記事で会いましょう🍛

インドカレー尚美♪

#カレーライス進化論 #カレー本



読むインドカレー(12終)カレーと人生に順序あり!?

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島袋尚美です♪
全12回にわたって書籍
「インドカレー伝」
をレビューしてきましたが、ついに今回で最終回です✨

私が込めた隠れテーマは
「料理と人生は順番が大事」


インドカレーが流行るためには?

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前回までで本の本文にあたる部分で心に響いた部分はすべて書きました♪

今回は、あとがき、より・・
カレーがイギリス人を介して日本に入ってきた経緯はよく知られている。「・・・カレーにはまだ西洋のオーラが取り巻いており、その魅力で惹きつけたのである」

まず、日本におけるカレーについて、

・西洋の食事である!
・肉が食べれる!

などの理由から広まったそうです🍖
※軍隊勧誘の売りにしていたとの事!

一方で、これが

・インドの料理!
・豆がメイン

では残念ながらインパクト不足、
広まらなかっただろう
とも書いてありました🥒

たしかに
私もよく飲食店をオススメしますが、

ヘルシーさとか野菜っておススメが難しい

わたしの友達にはそこに惹かれる人が集まっているのですが・・・笑

あと、今でこそインド映画やインドの経済発展、旅行地としての魅力から「インド」がブランドともいえる魅力を放ってますが、

当時はまだ印象不足だったようです💡

・世間の状況や準備が必要なものもある
・本当に伝えたいもののためには準備が必要

という事かもしれないですね☺️

取り組むから好きになる♪

こんどは翻訳者
東郷えりかさん
のあとがきより引用します♪

白状すると、わたしはそもそもカレー好きではないし、インドにいったこともない。そんなわたしが、、、すっかりインド料理の魅力にとりつかれ、、、
この仕事のおかげで、うちの食卓だけでなく、わたしの人生も随分豊かになった気がする。

これを読んだ第1印象・・・
好きじゃないのか笑

でも、この心構えって
仕事をする上でとても大事
というのを最近感じます♪

私の場合事業家ですが、
今扱ってる複数の事業が
元々大好きな分野〜!だったわけでは、
もちろんですがありません。

でも、仕事の先に欲しい結果があったり、

チャレンジするぞ、という気持ちがあると段々と好きになっていくんですよね❤️

私はカレーは元々好きな方ですが、
このブログを始めてから尚更思い入れが増しました🍛

カレー的まとめ♪

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料理には、準備と順番が大事です♪

同様に、インドカレーが日本に拡がるまでには、
イギリスの関わりや
インド自体の変容が必要でした♪

この本の翻訳者の東郷さんや、
ブログがようやく100記事を超えた私が思うのは、
やってるから好きになるという事📚

欲しい結果や、なりたい状態は作れる
そのためにやるべき事からやる、順序が大事♪

カレーをよーく眺めると、
そんなことも見えてくるのかな、と思います🍛

以上、
インドカレー尚美でした♪

インドカレー伝 (河出文庫)
リジー コリンガム


#インドカレー #カレー本 #歴史


読むインドカレー(11)日本人がカレーを食べるようになったワケ

日本にカレーが入ってきた

今回で11回目の「インドカレー伝」レビュー。
これまでは関係があった国は、イギリス(植民地の関係)はじめ、
インド人が直接行き来した国ばかり。
それでは、日本にカレーはどうやって伝わったのでしょうか?

最初に来たのは和風(イギリス風)カレー




明治時代になると、西洋料理を食べる事が流行。
そうする事が進歩的だったからという風潮の元に、イギリスの商船からカレーが伝わりました。
また、日本でカレーが受け入れられた大きな理由が、
軍隊で採用されていたから
というもの。
兵士が強靭な肉体を作る→肉が必要
牛肉を食べさせるための良いメニュー→カレー
という、富国強兵の考えと共にあったわけですね。

びっくり!本格インドカレーが来た経緯



なんと、なんと
①インドの政治活動されてた方が亡命
②日本のとある団体にかくまわれ、
③そこで団体の関係者の娘さんと結婚、
政治活動をつづけながらも、本場インド料理の普及にも努めたそうです!
こんな背景があったとはーーーー!

食文化に歴史と想いあり。

そんなこんなで、かたや軍隊での採用が入り口で、
かたや普段あまり接点も無い方々との接点が入り口。

実に色んな道を取って、日本にカレーが伝わって来たんですね。
しかしながらどのような経緯があっても、最終的に今日カレーが食べられるのは、
背景関係なく美味しいからなんじゃないかなと思いました(重要)

ここまで伝わってきた重みをかみしめつつも、明日もカレー食べよっと・・笑

インドカレー伝 (河出文庫)
リジー コリンガム
河出書房新社
2016-03-08



島袋尚美でした♪

読むインドカレー(10) 世界に伝わるインド飯♪

インドカレー伝
リジー・コリンガム






島袋尚美です♪

そろそろ90%ぐらい完読の
「インドカレー伝」
まだまだ新しい発見が続きます✨

なぜ世界中で
カレーが食されるようになったのか?
その最初の一歩の部分です🚢
  • 人と共に海外へ渡る♪
  • 現地の文化に入りながら残る♪
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

  • 人と共に海外へ渡る♪
最初にインドカレーを海外に持ち出したのはインド植民地時代
インド→イギリスへと
帰国したイギリス人でした。

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その後、今度はインド人が労働者として様々な国に渡ったそうです🛳

1836年にリヴァプールの商人ジョン・グラッドストンが・・労働力の不足は、インド人労働者によって補えるのではないか、と提案した。
「インドカレー伝」 10章より

この時起きたのが、単なる人の移動に止まらなかったようです😃

  • 現地の文化に入りながら残る♪
移動したはいいものの、多くのインド出身労働者を待っていたのは多くの場合、過酷な労働環境でした。

しかしながら、彼らの食文化はどこに行っても強いインパクトを残したようです。
インド人はどこで暮らすことになっても自分たちの食習慣を守りつづけるのに対し、・・受け入れる側はいかに反感を覚えているにせよ、彼らの料理の魅力には逆らえないのである。
(「インドカレー伝」第10章より)

これは結構意外で、
元々カレーをビジネス目的で海外展開したのかなと考えていました😀

どちらかというと
(色んな背景があるとはいえ)人の移動した先で
影響力がありすぎて、
文化が伝わったんですね〜‼️

本物は残り続ける・・
私も影響が伝わり続ける魅力をつけます🤩

インドカレー尚美でした♪